自炊を無理なく続けるために、献立を「パターン化」する方法がおすすめです。
自炊のハードルを上げているもののひとつが、「何を作ればいいのかわからない」という悩みかもしれません。
長年、家庭料理を作り続けていても毎日の献立に悩むという声はよく聞きます。
献立をイメージするとき浮かんでくるのは「一汁三菜」かもしれません。おかずが3種類、そして汁物。和食の基本といわれているスタイルです。
でも、これにとらわれてしまうと、「手間と時間」ばかりかかってしまい、毎日の自炊としては難易度が高くなります。
そこで、献立をもっとシンプルにして、なおかつ定番化してしまえば自炊が簡単でラクになります。
聞けばドイツの食事は、朝はパン、ハム、チーズに生野菜。昼に温かいものを食べ、夜はまたチーズにハムといった火を使わない「冷たい食事」が伝統的な食文化なのだそうです。

これを知ったとき、毎日仕事から帰宅して慌ただしく夕食を作り、さらに夜家事に追われていた私は目から鱗でした。この合理的な食生活が、共働きが進んでいるドイツで仕事と家事の両立の一助を担っているのかなと想像しました。
一汁三菜もとても素敵な文化だけれど、この忙しい現代社会、「こうしなければならない」に縛られずに、暮らし方をもっとシンプルにすれば、お金も時間も節約できるのではないでしょうか。
そこで、献立をシンプルなメニューで定番化して、悩まず、考えなくても食事のしたくができる仕組みを作ることをおすすめします。
洋食モーニングの献立例
- 買ってきた食品を出すだけメニュー(パン、ジャム、ハム、市販のカットサラダ、ヨーグルト)
- サンドイッチメニュー(食パンに生野菜やハム、チーズをはさむ。果物)
- のっけトースト(食パンになにかのっけてトーストする。ピザトーストなど)

和食朝ごはんの献立例
- ごはんとレトルト味噌汁メニュー(魚の缶詰、生卵、味付け海苔、漬物などを加える)
- おかゆメニュー(おかゆに乾物などをトッピングする)
- 具だくさんの食べる味噌汁メニュー(冷蔵庫の残りもの食材を入れて食べる味噌汁にする)

お弁当の献立例
- 具だくさんのスープ弁当(野菜とベーコン等を入れたスープ+塩おにぎりなど)
- サラダ弁当(ちぎり野菜とベーコンなどのサラダ+ドレッシングは食べる直前にかける+塩おにぎり)
夕飯の献立例
- 丼ものメニュー(ごはんにおかずをのっけるだけ)
- パスタメニュー(ペペロンチーノなどのオイル系、ミートソースなどのトマト系、カルボナーラなどのクリーム系、和風系)
- 麺類(ラーメン、うどん、そば、そうめん)
- カレーライス
- 定食メニュー(肉野菜炒め定食、焼き魚定食、餃子定食)
ワンパターンでいいので、「これだったら無理なくできそう!」という自分なりの定番を見つけて自炊をもっと楽にしましょう。
まとめ
- 献立をシンプルなメニューでパターン化すれば悩まなくていい
- 買ってきてそのまま食べられるものを献立に組み込むとラク
- 朝、夜、夜のパターンを決めておくとラク