片付け下手だった私が10分で部屋を片付けられるようになったわけ

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こんにちは。節約倶楽部しのちです。

私は片付けの要領が悪く、ムダに時間をかけてしまう「片付け下手」でした。

毎日何かしら片付けているはずなのに、常にどことなく乱れた印象。

片付けはできるんだけど、やたら時間がかかるし作業量が多く疲れていました。誰かが家に来るとなったら、片付けのために数日は時間をもらわなければ自信がもてません。

当時の私は「片付けは時間がかかるし頭を使う疲れるもの」だと思っていました。片付けの度に「もっと簡単に部屋がきれいになる方法はないかな?」と頭を悩ませていました。

片付け下手なりにいろいろ試してきた結果、以前と比べて部屋も散らかりにくくなりました。部屋が乱れた感じになっても10分もあればリビングとダイニングはまぁまぁなんとなく片付いた風にはできるようになりました。

片付け下手だった頃を思い出すと、

  • いつの間にかものが増えてその管理にムダに時間と労力を奪われていた
  • 定位置が決まっていない物が家の中をさまよって散らかる原因を作っていた
  • 「丁寧にキレイに収納しなければ・・・」という思い込みに縛られて、自分で自分の首を絞めていた

私の片付けの失敗と、時間をかけずに簡単に片づけられるようになったポイントについてまとめてみたいと思います。

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Before「使わないもので収納がいっぱいになっていた」→after「使わないものを捨てて収納スペースにゆとりを作った」

せっかくの収納スペースに「使わないもの(死蔵品)」が詰まっていました。

収納スペースがムダなものでぎちぎちに詰まっていたがために、肝心の「普段使いのもの」が入りきれずあふれ出していました。

「もったいない」「いつか使うかも」と大事にとっていたけれど、そのほとんどが使う出番すらありませんでした。それどころか、物がいっぱいありすぎてその存在を忘れていることのほうが多かったのです。

使わない物を大事にとっておいても、今はどんどん進化してもっと使いやすくもっと便利になって新たな物が登場してくる時代です。

愛着があって大事に使いたいと思うのは素敵なことです。それならばしまいこまずに目につくところに置いて普段から使うべきでした。

しまって寝かせているだけでは役に立っていません。活かせていなければもう私のもとでの役目は終えたので手放していいものだと気づきました。

私は「必要になったとき、しまいこんでいた時代遅れのものを引っ張り出して使うよりも、今最良のものを選んで使ったほうがときめくし使い勝手もよい」という結論に達しました。

時代は進化します。最近は「所有しないで利用する」場面が増えてきました。

例えば、プリンターを手放しましたが必要なときにコンビニで印刷するので用が足ります。

聞かなくなったCDも処分。今は毎月定額料金のサブスクでCDがなくても音楽聴き放題の生活です。

DVDももういりません。ネット配信(Amazonプライムビデオなど)で大量に見られるので所有しておく必要がなくなりました。

増えるし保管も手間だし探すのも大変な書類はスマホに撮ってデータ化。メモアプリに入れておけば、検索ひとつで瞬時に必要な書類を探し出せます。

こうやっていらないものは意識的に捨てたことで収納スペースにゆとりが生まれました。収納からあふれていた物がきちんと収まり、片付けもラクになっていきました。

before「物の住所があいまいだったためにそのへんちょい置きが発生」→after「定位置を決めて家族みんながわかるように」

置き場所がきちんと決まっていないと、そのへんにちょい置きして散らかる原因に。さらに、置き場所が決まっていないものは家の中で迷子になり「探す」という余計な手間がかかります。

個人のものは各自の部屋で管理すればいいのですが、家族の共有物については定位置を決めなければリビングダイニング中をさまよいます。

「学校から渡されたおたより置き場」「野球のお手入れグッズ」「家族みんなで遊べるトランプなどの遊び道具」「カイロ置き場」など、家の中で浮遊していたものに定位置を与えました原則として、使う場所のそばに収納します。そして細かく分類せずにかごや引き出しにざっくりです。

そしてここは何を収納する引き出しかラベリングして家族みんながわかるようにしました。

ちょい置きしがちだったものに定位置を決めることにより収納に迷いがなくなり、家族それぞれが定位置に収めてくれることで散らかる原因が少しずつ減っていき、片付けの手間が激減しました。

before「引き出しの中を丁寧に整頓しすぎ」→after「ざっくり放り込み収納」

昭和の良妻賢母の母のもとに生まれた私は、服は丁寧にたたんで引き出しの中にきれいに並べなければいけないものだと思って育ちました。

結婚後、日々時間をかけて家族の服をたたみきれいに収めていました。でもずっとこの作業が嫌いでした。洗濯は好きだけどたたむのが嫌い。忙しいがために、とりこんだ洗濯物を床の上に山のように積み上げてしまった自分を「主婦失格なのでは」といらぬ罪悪感で責めたことも一度や二度ではありません。

子育てをしながらフルタイムで働き、帰宅後に家族5人分の洗濯機を3回まわす日々。もうこうなると、限られた時間で大量の洋服を丁寧にたたんできれいに収納するなんて到底無理だと諦めました。

主婦失格なのではなくて、前時代的な家事に私はとらわれすぎていたんだな、と。かつての「共働き世帯よりも専業主婦世帯のほうが多かった」時代の丁寧な家事をそのまま継承しようとするのは無理でした。

時代は変わります。ライフスタイルに合わせて家事のやり方を変えていかなければならなかったのです。

今の私は、とりこんだ服はたたみません。ハンガー干しして、そのままハンガー収納。パンツや靴下などの小物類はボックスに放り込み収納です。

その他小物類も、小引き出しやボックスに放り込み。あえて小さめの引き出しやボックスを使うことで、放り込み収納でも探しやすくしています。

ざっくりと放り込む収納に変えたことで片付けの手間が格段に減りました。

before「片付けの手順がわからず非効率」→after「優先的に平面にあるものをなくす」

片付け下手だった頃の私は、いざ片付けるとき「さてこれらはどこに置けばいいんだ?」がつきまとっていました。

先に書いたように、置き場所に物がいっぱい詰まっていて余裕がなかったり、ものの住所が定まっていないために迷いがあったのです。

置き場所のスペースにゆとりがあって、どこに何を置けばいいのかルール化されていれば迷いもなく時間もかからずできるのですが、まずそこからできていませんでした。

物がいっぱい詰まった収納庫の中をのぞいて、どうやったらもっと物を入れられるだろう?といちいち頭を使いながら、よりたくさん入るようにあれこれ工夫しながら物をおさめていました。

片付け下手だった頃と今とで劇的に違うのが、今は「頭を使わず片付けている」点です。

さて片付けようとなったら、まず優先的に床とテーブルの平面に置かれているものをなくします。床とテーブルの平面に置かれていたものは全てルール化された所定の場所に戻すだけです。

基本的に「使ったら各自もとに戻す」ことになっているはずなのですが、5人もいると誰かしら気が抜けているので散らかります。でも散らかっても、ルールに従ってものを戻すだけで部屋はスムーズに片付いていきます。

最大のポイントは、床、テーブルの上に何も置かない、それだけです。

あとは散らばっていたものは所定のボックスや引き出しの中に放り込むだけです。

床とテーブルの平面がきれいになっていれば片付いているように見えるので、引き出しの中が整頓されていなくても問題ありません。

片付け下手時代は引き出しの中までキレイに整頓していたために疲れていたので、時間と労力を減らしたい今はしていません。

before「自分一人で抱えようとしていた」→after「家族みんなを巻き込んで片付ける」

私が結婚した頃はまだ「家事シェア」のような夫婦で家事をする現在のような概念はなく、「家事は女の仕事」という古い考えがまだまだ根強い時代でした。

そんな中で始まった新婚生活。当時の私は「一人で家事をこなさなきゃ」と抱えて悪戦苦闘が始まります。
でもほぼ同じタイミングで家事が得意な夫が参戦してくれるようになったことで、我が家の平和(人並みの暮らし)は保たれるようになったのですが、つくづく、一人で抱えるのはダメだなと思います。

今は子どもたちも大きくなったので「今から15分片付けします。よーい・・・スタート!」で一斉清掃です。みんなでリビングダイニングから始めて、余った時間で各自の部屋を綺麗にします。(各自の部屋はそのまま延長戦のことが多いです。脳科学的にやり始めるとやる気スイッチが入るそうなので、15分掃除をすればそのままやる気スイッチが稼働して続きができているようです)

私ひとりでやっていたら75分の仕事量も、5人でやれば15分で終わります。

家族みんなで「部屋を綺麗に保とう」という意識づけになりますし、知らず知らずのうちに子どもたちも片付け上手に育っていくようです。

私自身は、なんでも家事ができる万能な母親のもとで甘えてろくにお手伝いもせずに育ったがために、大人になってから経験不足でものすごく苦労しました。
その反省を踏まえ、子どもたちには積極的に片付け掃除をはじめとする家事を小さい頃から経験させるようにしてきました。

ある時、学校で体調を崩した息子を病院に連れていったとき学校の先生から連絡がありました。診断の結果伺いたいのとお渡ししたい書類等あるでお家に伺いますと。まだ出先の私。「先生が来るのは数十分後。そういえば家の中、どうなってたかな?(冷や汗)」既に帰宅していた小学生の娘に電話して片付けと掃除をお願いしたところ、帰ってみると家の中がリセットされて恥ずかしくない状態になっていたのには感動しました。まるで魔法みたいと(笑)

リビングダイニングのリセット法を家族皆で共有できていると、私が楽になれるんだなと実感できました。

片付けが簡単になったポイントは、とにかく私自身が楽できるようなシステムに変えていったところにあるように思います。

意識的に「物と手間を減らし」、家族みんなが迷わない片付けルールを整えていったことで、どんどん片付けが楽になっていきました。

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